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【 ビロード（天鵞絨） 】
綿・絹・毛などで織り、表面に毛羽(けば)や輪奈(わな)を出した、
柔らかくなめらかな感触の光沢のある織物。
ベルベット・コール天・別珍の呼び名の方が耳慣れた感じでしょうか。
ビロードは１３世紀イタリアが発祥の地です。１４世紀頃オスマントルコでは
皇帝衣装などの高級装束に使用されていました。
日本には１５４２年、南蛮貿易で鉄砲とともにポルトガルから伝来しました。
稀少品であった鉄砲がビロードで包まれていたためです。
織田信長や上杉謙信はこの珍しい織物に魅了され、マントとして愛用しました。
江戸時代初めの正保・慶安の頃に日本でも織ることができるようになり、
粋人の衣裳生地として好まれました。
さて、私が「ビロード」と言ってまず思い出すのは、映画『風と共に去りぬ』
の一場面です。とても長い映画ですが、中学生の頃からもう何回見たことか･･･
時代に翻弄されながらも逞しく生き抜く、ヴィヴィアン・リーの演じる
スカーレット・オハラの姿をいきいきと描いたアメリカ映画史上不朽の名作。
映画のなかでは、ヴィヴィアン・リーの輝くばかりの美しさに圧倒されますが、
その美しさをよりいっそう引き立てている、数々のコスチュームやジュエリーも
見所のひとつです。
なかでも、もっとも印象に残っているのが、「カーテンのドレス」。
貧困のさなか、スカーレットはお金の工面のため、獄中のレットに会いに
行きます。レットを魅了する必要があるので、みすぼらしい服は着ていけない･･･。
そこで、スカーレットは、ビロードの緑のカーテンから豪華なドレスを
作り上げます。ドレープや金の房飾りが、カーテンの名残を感じさせます。
彼女のプライドをかけた切迫した心情を、重厚なビロードのドレスが
まるで鎧のように彼女を包みこんでいるようで、とても印象的な場面です。
気になる方はぜひ一度、気合を入れて（!?）全編通してご覧になって
みてくださいませ〜
スカーレットが身にまとった、ビロードの緑色のドレスをイメージしてお仕立てしました。
原石をかち割ったようなフローライトの深いグリーンは、ビロードのドレスの
色だけでなく、スカーレットのグリーンの瞳の色をも彷彿とさせます。
金古美色のデザインチェーンやメタルパーツの色合いは、ドレスにあしらわれた
ドレープや金の房飾りのごとくに上品な豪華さを引き立て、大粒タンブルカットの
スモーキークオーツが全体を重厚感溢れる雰囲気で包み込みます。
首周りにゆったりと添うライン がとても美しく、ゴージャスな逸品です。
貴女もひとときスカーレット・オハラになる？
【仕 様】・・・スモーキークオーツ（約２０×１５�弌法Ε侫蹇璽薀ぅ函�
メタルパーツ（金古美色）
【サイズ】・・・全長 約４２ｃｍ
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・ 型番 |
AN-56 |
・ 販売価格 |
3,800円(内税) |
・ 購入数 |
|
タイの切手 ��
