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「 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む 」 中納言行平 （古今集）
＜ いま別れて因幡の国に下っても
その山の峰に生えている「松」の名のように
あなたが私を「待っている」と聞いたなら
すぐにでも戻ってまいりましょう ＞
都から遠く離れた地へ赴任する身の、別離の哀しみを詠んだ歌です。
都と因幡の国（現在の京都〜鳥取）。その距離およそ３００キロ。
今なら車を飛ばせば片道６時間ほどで行ける距離ですが、
当時はもちろん車も電車もありませんから、いくら会いたくても
すぐに帰ることができないことはお互いにわかっているのです。
さらに、任期中（４年）はまず帰京することはかないません。
覚悟を決めたはずなのに、いざ別れの時となれば、恋しい人や都への
断ちがたい思慕が胸を焦がす。
余談ながら、この歌は「いなくなった動物が戻って来るように」と
願掛けをするときに使われる有名な歌でもあります。
たとえば、飼っていた猫がいなくなった時には、この歌の下の句を
短冊に書いてその猫の出入りしていた場所に貼り、猫が使っていた
お皿を伏せて置いておく。
この歌は別れを惜しむ歌ですが、この歌の切なさが、いなくなった
動物への「待っているよ」という飼い主の切なる思いに重なるのでしょう。
切ない歌の想いに心を寄せ、お仕立ていたしました。
歌の世界では「まつ」は「松」と「待つ」を掛けた言葉として
使われることが多く、この歌の中でも因幡国の稲羽の山に生える松と
「あなたを待っています」の待つが重なりあっています。
ブラウン〜グリーンの落ち着いた色調が静かな中にも強い想いを
感じさせます。
ラリエット部分は取り外しができますので、ショートネックレスとしての
単品使いでもお楽しみいただけます。
【仕 様】・・・ オータムジャスパー（約１８×１３�弌法Ε好癲璽�ークオーツ・
ボツワナアゲート・モスアゲート・メタルパーツ（金古美色）
【サイズ】・・・《ショートネックレス》 全長約４０ｃｍ
《ラリエットパーツ》 全長約４５ｃｍ×２＝９０ｃｍ
★☆『京のことのはシリーズ』☆★
美しい日本語や平安の時代から京の都人たちが愛してきた四季の移ろいから得た
イメージをアクセサリーに仕立て、銘をつけた 『彩』 オリジナルアクセサリーです。
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・ 型番 |
AK-116 |
・ 販売価格 |
4,100円(内税) |
・ 購入数 |
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タイの切手 ��